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北海道も楽々快適!LCCで行く北海道旅行

夏は避暑地、冬はウィンタースポーツと娯楽や観光地として人気の高い北海道。もともと本州から離れていて、飛行機の発着も多かったことから、日本国内でもLCC会社がしのぎを削る激戦区の一つです。

北海道に就航しているLCC会社は、ジェットスター、ピーチ航空、スカイマーク、バニラエア、エァ・ドゥ、エアアジアジャパンの6社です。おそらく、新千歳空港が日本国内の国内線で最もLCC会社の利用頻度が高い空港といっても過言ではないのではないでしょうか。

飛行機で北海道に行く際、そんなにLCCの選択肢があると迷ってしまうよ!そんなあなたのために、この記事では北海道へ就航する飛行機の傾向と分類、そしてお勧め航空会社をご紹介します。

まず、東京から北海道行きの飛行機をチェックする場合、自分か東京の成田空港と羽田空港という2つの空港のうち、どちらを使いたいか考える必要があります。羽田空港から就航しているのは、エア・ドゥ、スカイマーク、エアアジアジャパンの3社です。他方、成田空港から就航しているのは、ジェットスター、ピーチ航空、バニラエア、エアアジアジャパンの4社です。ポイントは、空港の使い勝手で選ぶとストレスが減ります。

また、空港の使い勝手だけでなく、航空会社で選ぶという手もあります。ただ、空港から遠ければ遠いほどその分の交通費はかかりますので、どうしてもその航空会社じゃないと!という場合を除けばやはり空港との距離とチケットのお値段で選んでしまうのがはやいと思います。

もっとも、北海道民で飛行機を利用したいということであれば、北海道を本拠地とするLCCであるエア・ドゥの利用が最もお得で非常に使いやすいと思われます。というのも、エア・ドゥは北海道国際航空という名前の通り、北海道資本の航空会社であり、旭川や釧路といった北海道の小さな空港にもすべて就航し、かつ本数も多いという北海道特化型の航空会社だからです。

資本としてはANAの傘下であるためか、値段はLCCの中では高めですが、道民割引といった面白いサービスも特徴的です。また、3日前までの予約・購入で、特定の便が割引される「Doバリュー3」といった直前で旅行がしたくなって手配したいが便がない…なんていう心配がない素敵なサービスも提供されています。

この「Doバリュー3」は、LCCならではで予約の取り消しや座席指定はできず、席数もかなり限られているため大勢で同じ便に乗ることが出来る保障があるわけではありませんが、個人で突発的に旅行をするには非常に便利に利用できると思います。

北海道特化型のサービスとして、機内サービスで珈房サッポロ珈琲館のオリジナルブレンドコーヒー、北海道産のごぼうを使ったあったかごぼうスープといった北海道の物産品を無料で楽しめるサービスが提供されていたり、MyAirdo会員に登録している北海道民をはじめ、北海道に本籍を有する方、本社所在地が北海道の企業に勤務する方全員に適用される『道民割引』も面白い制度です。予約やチケット購入が当日となっても割引が適応され、さらには何度も予約の変更がキャンセル料なしにできるというお得なサービスです。道民のみに提供されるニクイサービスですよね。そのほかにも様々なサービスが提供されていますので、これを機に北海道へ行く場合は、エア・ドゥの利用を検討してみてはいかがでしょうか。面白い出会いがあるかもしれませんよ!

広島に新幹線?古風ですね!LCCが断然お得!

広島から東京。一般的にそう聞けば、移動手段は夜行バスか新幹線しか思い浮かべないのではないでしょうか。ところがどっこい。最近はそうもいっていられなくなってきたんです。成田発着の春秋航空を利用すれば、非常にお安く往復で広島へ行くことができるんです!

これまでは一般的に新幹線で行くのが普通だった広島。東京から新幹線の往復料金は距離もあるため片道だけでも18,960円ほどかかります。そのため、おそらく出来る限り安く行きたい!という方は頑張って夜行バスに乗るか、往復新幹線つきのツアーパックを利用していたのではないでしょうか。

広島までの往復新幹線(宿泊施設は別途追加料金。相場は数1,000円)のツアーパックは一般的に25,000円程度で、夜行バスは閑散期でも5000円から7000円を推移するのが一般的です。値段的には夜行バスがいいけど、体力的にちょっと…そんな方は旅行を断念せざるを得ないのでしょうか。

そこでLCCの登場です!スプリングジャパン(春秋航空)は成田と広島の間を片道6500円程度の料金で就航しています。東京までの交通費1500円、広島空港から広島駅までのリムジンバスの交通費約1500円を加味しても、ツアーパック同じ予算でも宿泊費を約1万円分ほど確保することが出来ます。10,000円もあればかなり良いホテルが選べますし、極限まで安くしたければ別の方法はいくらでもあります。

より安く旅行するならば2000円程度でウィークリーマンションやゲストハウス等の利用も可能ですし、ホテルが固定のツアーパックよりも自分好みにカスタマイズすることができます。このように、基本的にLCCが発着している大きめの主要地方都市であれば閑散期はかなりお得に利用できるはずですね。

広島は観光地として行くことのできる範囲がほかの都市と比べても比較的広く、水上の美しい社殿で有名な厳島神社をはじめ人気観光スポットの宮島をはじめ、瀬戸内の小さな島やより岡山に近い尾道など、広島県内でも移動は多く必要になります。

その分の移動費を確保するためにも、出来る限り価格は抑えて移動手段を選びたいですし、かつ旅行を十分楽しめる体力を残す意味でも、飛行機を活用するのは非常に便利だと筆者は思います。

春秋航空は中国の会社だから心配という方もいらっしゃるかもしれませんが、シートも狭いながらに快適で、すわり心地がゆったりなめらかでストレスフリーです。着陸前のエコノミー症候群を避けるためのリラックス体操といったユニークなサービスのほか、合成皮革素材のシートは体にもフィットするだけでなく、ラグジュアリーな気分にもさせてもらえます。むしろ他のLCCよりも非常にしっかりしたサービスを提供しているというのが利用した際の実感としてあることもあり、筆者個人としてはかなり推したい航空会社の一つです。

これを機に新幹線を卒業して成田空港から広島へ行ってみませんか?時期にもよりますが、閑散期は移動費としては実質半額が見込めますので、ひとつの選択肢としてLCCを検討することを強くお勧めします。

新幹線なんて目じゃない!半額で行く九州の旅

このブログを読んでくださっている方であればお気づきかもしれませんが、LCCといえば九州行きの路線が非常に充実してること、お気づきでしたか?最近のLCCの成長は、新幹線では少し遠く、飛行機で行きたいけど料金が…そんな悩める九州圏の方々、あるいは九州へ旅行したい方によって支えられていたのではないか、そんな気がしている筆者です。今回の記事では、そんな九州行のLCC路線について、お勧めの航空会社と路線の選び方についてご紹介したいと思います。

東京から福岡、北海道から福岡、関西から福岡、と九州のハブとして機能している福岡空港を筆頭に、近年九州方面のLCCの就航は目覚ましいものがあります。価格競争も一層激化し、成田から福岡行きのジェットスターは片道4790円(最安値の場合)と、往復しても博多までの新幹線代片道約25000円という運賃の半額の値段で行くことができるようになりました。また、九州方面はそれぞれの県に直接行くことができる直行便を多く発着しており、福岡から高速バスで移動する距離と時間を考えれば、非常に体力的に楽に移動することが可能です。

九州方面に強い航空会社が、成田空港発のジェットスターと、羽田空港発のソラシドエアです。

ソラシドエアの魅力はバーゲンの多さと、「カケコミ割引」という割引制度です。ソラシドエアでは登場日数に合わせて割引が適応され、搭乗日75日前、60日前、35日前、28日前、14日前の5種類のバーゲンが提供されています。予約キャンセルは有料ですが、1区間(航空旅券1枚)につき430円と安く、場合によってキャンセルしようが全額支払うはめになるLCCの会社のなかでは比較的良心的な料金設定がされています。

早割運賃としての機能がバーゲンと考えていただけば理解は簡単です。東京-鹿児島へ行く場合、、75日前の早割を利用すれば9600円、60日前の早割を利用すれば10100円、35日前の早割を利用すれば10600円、28日前の早割を利用すれば12200円、14日前の早割を利用すれば13500円で利用することが可能になります。予約変更不可で、座席も限られていますが、確実に行けると確信がある場合はこれほどお得なチケットもないでしょう。

また、早割を逃しても「特売り」という直前の割引セールも行われています。7日前、3日前、1日前というかなりギリギリのセールですが、それでも割引してくれるだけマシです。類似のカケコミWEB割というサービスは、予約受付期間内にインターネットで予約すると、対象便を割引の価格で利用できるというサービスです。こちらは予約変更不可・キャンセル料もかなり高額でとられてしまいますので、確実に使う場合にお得です。

ソラシドエアの割引システムは、事前の準備がしっかりしていても、あるいはギリギリ直前であっても、割引価格で航空券を買うことができるという点で非常にお得なサービスだと思います。

ジェットスターの方が、福岡行きが6000円とお安いことも確かですが、直前に手配してこの値段というわけでは必ずしもありません。旅行や帰省等で人気の時期はすぐに座席が埋まってしまうこともあります。ソラシドエアも必ず席が確保できるわけではありませんが、普通にレガシー航空を利用するよりは断然お得に乗ることができることはたしかです。機会があればぜひ一度使ってみて下さいね。

LCCが断然お得!四国旅行のススメ

LCCが運行する路線の中で、おそらく一番飛行機で移動するのがお得な地域が四国です。成田発高松着はLCCの春秋航空、ジェットスターの2社を利用することができ、2社ともに4,990円程度からチケットを提供しています。高松空港から高松駅までの交通費もことでんのリムジンバスを利用して40分ほどで760円と価格も非常に安いため、LCCで旅行するととってもお得です。

一般的に新幹線で四国へ行こうとすれば一度岡山で降りてバスか電車を乗り換えるか、フェリーで向かうことになります。その分の料金が加算されるため、かなり割高になってしまいます。深夜バスも直接四国行きというのはほとんどなく、かなり長時間の移動にもなります。LCCで行くのであれば、東京から直接四国へ向かうことができるため、交通費もかなり低く抑えることができ、おすすめの移動方法なのです。

試しに新幹線の料金を調べてみましょう。新幹線は直接四国へはいけないというお話は先程にもしましたが、岡山から一番楽に早く移動出来るのはマリンライナーという特急列車です。ただ、こちらはのぞみの指定席が18700円、マリンライナーが1470円と、それほど安くはありません。仮に四国(高松)へ何度も行くようでしたら、新幹線の往復回数券の購入がお得ですが、一度きりの旅行のために出費はなかなか出来ないですよね。

他方、夜行バスですと7240円台から片道が運行していますが、こちらは所要時間8時間半と海外旅行の飛行機ばりに長丁場です。体力・時間ともにある方でなければ難しく、そもそも成田便でいけば6000円を出せば飛行機で行くことができるわけです。よほどの夜行バス好きでなければおすすめできないでしょう。

ことでんリムジンバスで高松駅までの運賃が760円、東京駅から成田空港までの運賃がおよそ1000円ということを加味しても、夜行バスとの価格差は2000円に届くかとどかないか程度です。そもそも新幹線を利用する予算で考えるならば、たった片道の値段で往復の航空券を購入することすら可能なんです!

また、高松空港だけでなく、他県の空港にも発着しているLCCもあります。愛媛の松山空港までは、ピーチ航空とジェットスターが運行しています。ピーチ空港は関西空港から、ジェットスターは成田空港から利用可能です。なかなか愛媛まで直通という便はありませんし、あったとしてもJALやANAなどのレガシー航空で割高ですので、なかなか手が出しにくいですよね。

その点、LCCの運賃は時期や搭乗の時間帯にもよるものの片道1万円を超えるものの方が少ないですから、利用しない手はないはずです!四国というとあまりなじみがなくてよくわからないや…そんなあなたも!これを機に四国へ旅行してみてはいかがですか?旅行先での物価も安いので、LCCですと本当にお得に行くことができます。興味のある方はぜひ利用してみてくださいね。