日本国内に進出しているLCCは27社あります。そのうち国内線があるのは、①スカイマーク②ジェットスター③ソラシドエア④スターフライヤー⑤ピーチ⑥バニアエア⑦北海道国際航空AIR DO⑧エアアジアジャパン⑨春秋航空の9社です。

それぞれの会社で運行している路線が限られていますので、利用したい空港や路線に合わせて選ぶと良いでしょう。以下に運行している路線をまとめましたので参考にしてみてくださいね。

スカイマークの運行がある路線は、羽田、札幌(新千歳)、茨城、名古屋(中部)、関西、福岡、長崎、鹿児島、那覇の9つの空港です。以前はもう少しいろいろな路線がありましたが、現在は運休中の路線も多くあります。レガシー空港と違い、運休になる可能性も高いのでLCCを利用する場合は路線運休にも注意しましょう。アテにしていたら利用できない、なんてこともあり得ますので…

ジェットスターの運航がある路線は、東京(成田)、大阪(関西)、札幌(新千歳)、名古屋(中部)、高松、松山、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄(那覇)の11つの空港です。傾向として、北側は弱く、四国・九州に強いのがジェットスターです。かなりマイナーな県の空港が利用できるのも特徴の一つです。

ソラシドエア(旧スカイネットアジア)では、宮崎-東京、熊本-東京、長崎-東京、鹿児島-東京、大分-東京、宮崎-沖縄、鹿児島-沖縄、神戸-沖縄を結んでいます。九州から東京方面と、地方から沖縄方面へ直接行くことができる路線を提供しているのが特徴的です。東京は成田空港ではなく、羽田空港を利用します。ターミナルが成田よりも狭いので、使いやすいのもうれしいところですね。

スターフライヤーは東京(羽田)、北九州、福岡、山口宇部、大阪(関西)、名古屋(中部)の6つの空港で利用できます。基本的には東京行きの路線ですが、名古屋-福岡間のみ東京行きではない路線です。山口県が含まれているのが特徴的ですね。

ピーチ航空は東京(羽田/成田)、大阪(関西)、札幌(新千歳)、松山、宮崎、仙台、福岡、長崎、鹿児島、沖縄(那覇)、新石垣の12つの空港で利用することができます。仙台空港が利用できる数少ない路線のひとつで、大阪との間を結んでいます。

バニラエア(旧エアアジア)は東京(成田)、大阪(関西)、札幌(新千歳)、沖縄(那覇/奄美大島)、の5つの空港で利用することができます。奄美から札幌、成田、大阪を結ぶ路線があることが特徴的です。

エア・ドゥは東京(羽田)、札幌(新千歳)、旭川、女満別、釧路、帯広、函館、仙台、神戸、岡山、広島の11つの空港で利用することができます。特に北海道割という特殊なサービスがお得です。北海道へ行くならエア・ドゥ!というほど北海道に特化した航空会社です。

エアアジア・ジャパンは基本的に国際線がメインの会社です。国内線では東京(羽田/成田)と札幌(新千歳)のみ利用することができます。

LCC会社によって路線がかなり異なっていることが、この記事だけでもなんとなくわかって頂けたかと思います。利用を決める前に、どの空港でどの会社がどんな路線で利用出来るのか、把握しておくことをお勧めします!