このブログを読んでくださっている方であればお気づきかもしれませんが、LCCといえば九州行きの路線が非常に充実してること、お気づきでしたか?最近のLCCの成長は、新幹線では少し遠く、飛行機で行きたいけど料金が…そんな悩める九州圏の方々、あるいは九州へ旅行したい方によって支えられていたのではないか、そんな気がしている筆者です。今回の記事では、そんな九州行のLCC路線について、お勧めの航空会社と路線の選び方についてご紹介したいと思います。

東京から福岡、北海道から福岡、関西から福岡、と九州のハブとして機能している福岡空港を筆頭に、近年九州方面のLCCの就航は目覚ましいものがあります。価格競争も一層激化し、成田から福岡行きのジェットスターは片道4790円(最安値の場合)と、往復しても博多までの新幹線代片道約25000円という運賃の半額の値段で行くことができるようになりました。また、九州方面はそれぞれの県に直接行くことができる直行便を多く発着しており、福岡から高速バスで移動する距離と時間を考えれば、非常に体力的に楽に移動することが可能です。

九州方面に強い航空会社が、成田空港発のジェットスターと、羽田空港発のソラシドエアです。

ソラシドエアの魅力はバーゲンの多さと、「カケコミ割引」という割引制度です。ソラシドエアでは登場日数に合わせて割引が適応され、搭乗日75日前、60日前、35日前、28日前、14日前の5種類のバーゲンが提供されています。予約キャンセルは有料ですが、1区間(航空旅券1枚)につき430円と安く、場合によってキャンセルしようが全額支払うはめになるLCCの会社のなかでは比較的良心的な料金設定がされています。

早割運賃としての機能がバーゲンと考えていただけば理解は簡単です。東京-鹿児島へ行く場合、、75日前の早割を利用すれば9600円、60日前の早割を利用すれば10100円、35日前の早割を利用すれば10600円、28日前の早割を利用すれば12200円、14日前の早割を利用すれば13500円で利用することが可能になります。予約変更不可で、座席も限られていますが、確実に行けると確信がある場合はこれほどお得なチケットもないでしょう。

また、早割を逃しても「特売り」という直前の割引セールも行われています。7日前、3日前、1日前というかなりギリギリのセールですが、それでも割引してくれるだけマシです。類似のカケコミWEB割というサービスは、予約受付期間内にインターネットで予約すると、対象便を割引の価格で利用できるというサービスです。こちらは予約変更不可・キャンセル料もかなり高額でとられてしまいますので、確実に使う場合にお得です。

ソラシドエアの割引システムは、事前の準備がしっかりしていても、あるいはギリギリ直前であっても、割引価格で航空券を買うことができるという点で非常にお得なサービスだと思います。

ジェットスターの方が、福岡行きが6000円とお安いことも確かですが、直前に手配してこの値段というわけでは必ずしもありません。旅行や帰省等で人気の時期はすぐに座席が埋まってしまうこともあります。ソラシドエアも必ず席が確保できるわけではありませんが、普通にレガシー航空を利用するよりは断然お得に乗ることができることはたしかです。機会があればぜひ一度使ってみて下さいね。